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lyrics
然れど応答は冴えず
醒めない朝にはカフェインを 眠れぬ夜にはアルコールを
最大限頭にねじ込んで 騙しだまし生きている
疲れた体にビタミンを 動かない頭にグルコースを
でも不意に襲い来る空虚には 一体何が効くのだろう?
四六時中途絶えぬ自問自答 自縄自縛の糸を纏っては
一人引き籠ってた暗い部屋 羽が生えるその日を待っていた
歩き方さえも知らぬまま いつの間にか大人になっていた
故に焦燥は跳ねる 然れど衝動は涸れる
無様なままに這いずって 進む日々は挫折に塗れてく
廻る妄想は絶えず 救いを求めて音を鳴らすだけ
醒めない朝にはカフェインを 眠れぬ夜にはアルコールを
飲み干すたびに減ってしまうのは 金や時間だけではない
疲れた体にビタミンを 動かない頭にグルコースを
でも萎れるばかりの心には 一体何が効くのだろう?
色のないような日々を右往左往 迷うばかりで何も成せぬまま
冴えぬ暮らしもいつか花開き 実を結ぶその時を信じてた
春過ぎれど続く暮らしは 花さえ咲かず腐り落ちていく
故に焦燥は跳ねる 然れど衝動は涸れる
いくら日陰に夜に逃げ込めど 消したいあの日だけが鮮やかで
爆ぜる嘲笑と無力 救いを求めて音を鳴らすだけ
上手くいかない暮らしの裏に 恨み辛みばかり積み重なり
溜まっちまったプライドが故に 歪む心は満たされやしない
暮らしはいま沼に絡まり 嵌ったが最後抜け出せない
今更如何ともし難い 生活を僕らは捨てきれない
他愛無い日々の雑用と 生きてゆくためだけの労働を
知れた明日の対価に差し出して 報われるその時を待っていた
絶えず泥を纏った日常は なけなしの意気さえも食んでいく
故に焦燥は跳ねる 然れど衝動は涸れる
今や恃めるものもなくなって 音と言葉だけに縋っている
然れど応答は冴えず 一人の部屋に空しく響くだけ
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